PART 1の執筆から1ヶ月ちょっとの時間でZcashのスローマイニングも終わりました。お祭り騒ぎも収束しましたね。さて、2017年1月2日23時45分時現在のブロック報酬は10 ZECとなっており、ZECの価格の方はBTC/ZEC= 0.050程度を推移しています。BTC/JPY= 121885円とすると、ZEC/JPY=6100円程度です。
さて、そんなZcashのマイニング(採掘)記事の続き、PART 2です。本記事はZcashだけではなく他の仮想通貨のマイニングにも使える超初期の基礎知識となるのではないかなと思います。
PART 1ではVIrtualBoxにてVMを作成しました。今回のPART 2ではそのVM上にUbuntuをインストールしていきます。PART 3ではUbuntu上でZcashを1人で採掘(ソロマイニング)、みんなで(プールマイニング)する方法を書いていきます。
PART1を読まれていない方はこちらからどうぞ!
では、さくっとマイニング環境を作っていきましょう!
目次
VirtualMachineの起動
Part1で設定したVMを起動しましょう。Virtual box 上部の「起動」を押すと別画面でVMが起動します。この起動したてのVMは中身が空っぽであるためUbuntuをインストールする必要があります。
Part 1で光学ディスクにUbuntuのインストールディスクが入れてある(マウントしている)はずので自動的にUbuntuのインストールが始まります。
Ubutntuのインストール
VM内にUbuntuのインストールを行っていきましょう。UbuntuはDVDから起動しそのままでも動くため、インストールしなくても使用することができますが、別途ソフトウェアをインストールしたりカスタマイズする場合にはストレージ(SSDやHDD)へのインストールが必要になります。
基本的にはインストールウィザードに従っていくだけですので非常に簡単だと思います。
DVDから起動すると、そのまま使用するかインストールするかを聞いてきますのでインストールをクリックしましょう。
ようこそ画面
わかりやすいように日本語環境を選択し、続けるをクリック。
Ubuntuのインストール準備
インターネットに繋がっている場合は『Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする』にチェックを入れておくとインストール作業中にOSの更新作業も入るため、インストール後の更新作業が短時間で済みます。
インストールの種類
新規でVMを作成しテイルので『ディスクを削除してUbuntuをインストール』を選択してインストールしましょう。必要に応じて『安全のための新しいUbuntuのインストールを暗号化する』オプションも選択が可能です。仮想マシンを外付けストレージに入れて持ち歩く場合や、より安全に使用したいのであれば暗号化も考慮して良いでしょう。
ディスクに変更を書き込みますか?とのアラートが出ますが、そのまま続けてください。
どこに住んでいますか?
ここではUbuntuのタイムスタンプ(通常使用する時間帯)を決定します。私は札幌に住んでいますが日本はどこの地域でも時差がないのでTokyoを選択しました。御住まいの地域をクリックして続けるを押しましょう。
キーボードレイアウト
使用しているキーボードのレイアウトを選択しましょう。私はMacbookでVMを使用しているため、日本語>日本語 (Macintosh)を選択しました。お使いのキーボード環境に合わせて選択しましょう。
あなたの情報を入力してください
ユーザー名とコンピューター名を決定します。ここで設定したユーザー名でUbuntuにログインすることになります。安全な場所で安全な人のみ使用する場合はパスワードの設定はしなくても良いかもしれません。適切に設定し、続けるをクリックしましょう。インストールが始まります。
パソコンのスペックにもよりますが、十数分程度でインストールが完了し、再起動されます。
以上でインストール終了
以上でインストール終了です!お疲れ様でした。簡単でしたよね。
今回はUbuntuでしたが、Windowsなどの他のOS(オペレーティングシステム)も同様にしてインストールすることができます。(適切なライセンスが必要です)
次回予告
次回、Zcashマイニング(採掘)準備(VM Ubuntuインストール編) PART 3/3では今回インストールしたUbuntu上で実際にZcashをプールマイニングしていきます!
Part 3書きました!
まとめ
Virtual Machine(仮想マシン)という仕組みはUbuntuのみならずWindowsなど他のOSを動かすことができるか仮想の環境です。そのため、ソフトウェア上に擬似的なハードウェアを作成し動作させている関係上、実機の動作よりはスピードが遅くなってしまいます。
よって、環境作成の手軽さを求めるならばVMを、速度を求めるならば実機へのインストール(デュアルブートなど)を行う必要があるではないかと考えます。
それでは次は最終回、実際にZcashをマイニングしていきましょう!
ハッピーマイニング!